タイ語を真面目に勉強したい人へ Part 1


タイ語を真面目に勉強しようと考えた人は、
一般のタイ人素人と話す機会を増やすだけでなく、
タイのテレビを観て少しでも学ぼうと考えるだろう。

日本人やファランにとって
母国語に声調という概念が無い(薄い)ので
辞書で覚えると間違った声調で覚える可能性がある。

だから、タイ人と話し、
耳で覚え、頭に焼き付けるというのは重要だが、
テレビで覚える勉強法には落とし穴がある。

<その1.声調>

俺はテレビでよく「NATGEO」、つまり、
「ナショナル・ジオグラフィック・チャネル」を観るが、
あの番組のナレーションを聴いていて
「コレ、本当にタイ人が喋っているのか?」
と疑問に思った事がある。

明らかに間違った声調で話している事が多々あり、
(タイとファランのハーフのバイリンガルがナレーターで
 だから中途半端なタイ語を喋っているんじゃないか?)

と思ったものである。

が、それにしては、タイ語が流暢すぎる。
ほとんどネイティブスピーカー並みだ。

で、タイ人数人に訊いてみると、
この発音は明らかにタイ人だと言う。

一緒にテレビを観させて、
間違った声調の部分を指摘し、

「ホラ!今さっき間違っただろ?!」

と俺が言うと、

「話の流れで意味が分かるからOKよ!」

「いや、そういう問題じゃないだろ?!
 タイ人がなんでヘンなタイ語を話すんだ?」


「こうゆう番組は大人が観るものでしょ?
 だから間違っても理解できるから大丈夫なの」


たぶんタイ女の言いたい事は、こういう事だ。

つまり、ナレーターは原稿を読んでいるのだろう。
TVだからファランが口パクパクさせて喋ってる時間と
自分が喋る時間を、ある程度合わせなきゃダメなのだ。

原稿を目で追うのと”間”を合わせるのに必死で、
だから、慌てて間違って発音してしまうのだろう。

喋るスピードを、テレビの「尺」と合わせながら
原稿を正しく読むのはタイ人でも難しいという事だろう。

それにしても、同じ間違いを何度もやるから、

(やっぱりおかしい・・・おかしすぎる・・・
 バンコクっ子じゃなくて地方出身者なのかも?)


とも思うのだが、タイ女は

「こういうのはバンコク出身者と思う」

と言っていた。


また、別のタイ人女性からは
以下のような甚だ説得力ある説明を受けた。

「吹き替えはタイ人がやるに決まってるでしょ!
 でもテレビ画面にはファランが映るから、
 さもファランが喋ってるかのように
 わざと下手なタイ語、ファラン訛のタイ語を話すんだよ」


この説明を聞いた瞬間は「なるほど!」と思ったが、
チャンネル変えてタイローカル番組を観ると・・・

同じ声のナレーターの、
同じく間違った声調のナレーションが流れたので
「白人が喋るヘタなタイ語を真似た」説ではないと判明した


また、俺が

「ニュースとかトーク番組では
 ヘンなタイ語を耳にした事は無いな~」


と言うと、

「ニュースキャスターが間違って喋ると
 笑われるし抗議の電話も来るから、
 ニュースでヘンなタイ語を聞く事はないよ」

「ダーラーがドラマやトーク番組などで間違えると
 子供も観ているからバカにされて人気を落とす。
 だから、ドラマやバラエティやトーク番組でも、
 正しいタイ語で話すはずだよ」


などとタイ女が答えたのは説得力があった。

とにかく、
海外のテレビをタイ語吹き替えした番組は
往々にしてヘンなタイ語が飛び交う事がある。

そのヘンなタイ語声調が耳に残ると、
それを直すのは大変だ。

テレビでタイ語を勉強するなら、
ニュースが一番良いとは思うが、
内容が堅すぎて面白くなかったり、
難しい言葉が出て来て分からない事も多い。

よって、
ドラマやトーク番組なども良いと思う。

流行の言葉や話題も覚えられるからね。

来週に続く

 

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タイ語「すみません」「唐揚ください」「トンロー」


タイ語の母音は種類が多い。
子音にも有気音・無気音があるのでややこしい。

日本人の耳には同じに聞こえる
「イ」「ウ」「エ」「オ」「カ」「タ」「ラ」「ン」等も、
タイ語ではいくつかの種類に分かれている。

しかも声調が絡んでくるので大変だ。

詳しい発音の解説は地味で面白くないので
今まで解説するのを敢えて避けてきたが、
面白い例があるので採り上げてみた。

<オ段の発音>

日本人の耳には同じ「オ」に聞こえても
タイ語の”オ”には2種類ある。
(他にも「オ」に似た「エとウの中間」もある)

口をすぼめ気味にする”オ”と、
口を広げ気味の”ア”に近い”オ”がある。

で、「すみません」「ごめんなさい」
ขอโทษ コートート(但、最後の”ト”は発音しない)
だが、
ขอ コー は口を広げる方の”オ”
โทษ トート は口をすぼめる”オ”だ。

これらを理解して発音しないと意味が変わってくる。
タイ文字を勉強すれば、どっちの発音か一目で分かるけどね

なお、「コー」も「トート」も両方が有気音で、
コーは下がって上がる声調、
トートは上がって下がる声調である。

で、例えば、「コー」と「トート」の両方を
間違えて口を広げる方のオの母音で喋ると、
タイ人には以下のように聞こえる。

ขอทอด コートード
フライ(←唐揚など)をください


ขอ コー ください
有名なタイ語の禁句”コーヒー”の「コー」だ (*`艸´)ウシシシ

ทอด トード フライ、油で揚げる
(鉄板で炒めるのもトードと言う場合があるが、
 なぜ ผัด パット ではないのかよく分からない)
唐揚や天ぷらもこのトードの一種だ。
で、「すみません」の「トート」と声調は同じ。

「ごめんなさい」と謝らねばならない時に、
「唐揚ください!」と言ったら激怒されるかもよ?!

ま、日本人は普通、
口をすぼめる方の「オ」の発音をするので、
誤解される事はないと思うけどね~・・・

また、ขอ コー は後ろに動詞を取って
「~させてください」の意味にもなる。
よって「油で揚げさせてください」の意味にもなり得るが、
観光客は料理人ではないので誤解される事はないと思う。

ちなみに
「すみません」の「コートート」を分解してみると、
”タイ人はなかなか謝りたがらない国民性??”
と言われるのも何となく分かる気がする。

ขอ コー ください
โทษ トート 

つまり、
直訳すると「罰を与えてください」ってな感じなので、
無意識のうちに自己防衛本能が働いて
「すみません」と口にできなくなるのではないか、
などと思ったが・・・全然関係ないかもしれない (^∀^)

<地名:トンロー>

日本人が多く住むスクムヴィット・ソイ55、
所謂「ソイ・トンロー」だが、このトンローのオ段もそうだ。

ทองหล่อ トーンロー

も両方がアに近い方のオ段で、かつ、
は2週前の記事で解説した有気音、しかも
はローマ字の「L」の方のだ。

タクシーに乗ってトンローに行く場合、
日本訛りの悪い発音でも「トンロー!」は殆ど通じてしまうが、
たまに「???」という反応をされた場合、
発音悪すぎか、運転手が外人慣れしてなくて理解できないのだ。

日本人訛りの発音をタイ語表記すると
ต้งโหล่ って感じの意味不明な言葉になってしまう。

正確に発音するには、
1.微妙に「ターンラー」っぽく「トーンロー」と発音
2.「ト」は強く息をもらしながら
3.声調は平たく抑揚なく
(厳密にはトーン=第1声調、ロー=第2声調だが、
 説明が難しいのでタイ人に教えてもらってね!)


 

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タイ語「焼き飯」と「白飯」


タイ語学校 TLS の代表者、
ポンパンレプナグ(藤崎ポンパン)氏の本には
「日本人は有気音で発音する傾向にある」
という意味の一文が記載されている。

が、俺の経験上では逆で、
日本人は無気音で発音する傾向にある、又は
有気音の発音が苦手な傾向にあると感じる。

中には のような簡単な有気音もあるが、
日本人訛りの発音は概して無気音に聞こえる。
(・・・と、俺は感じるけどね~)

で、例えば、我流でタイ語を覚えた俺のような
日本人の多くが経験していると思われる例に、

ข้าวผัด カーオ・パット 焼き飯・炒飯(チャーハン)

を注文すると

ข้าวเปล่า カーオ・プラオ 白飯

が出て来たなんてのは、
キチンと有気音を発音できてないのが原因だ。

カーオ(=米) のも有気音だが、
食い物を注文してるんだから理解してもらえるはずだ。

しかし・・・

ผัด パット 炒める
は有気音。

対して、

เปล่า プラオ 「空の」とか「NO、NOT」の意味
は無気音。

声調はどちらも”低い調子で平ら”なので同じだ。

よって、日本語訛りでカーオパットと発声すると、
無気音なのでカオプラオに聞こえるのだ。
(タイ人が発声すると、我々にはカオパオに聞こえる)

コレを解決するには、
「パ」の発音を意識して息をもらすようにする。
(もちろん、最後の「ト」は発音しない。基本)

ข้าว カーオ 米、ご飯

「白飯」は通常、2通りの呼び方が用いられる。

ข้าวเปล่า カーオ・プラオ (上記の通り)

ナム・プラオ(普通の)水などと同じ用法
「何も加えてない」的ニュアンスの「空の」だろうね。

ข้าวสวย カーオ・スワイ きれいな御飯⇒白飯

飲食店のタイ人ウェイトレスはどちらも使うので、
この2通りの呼び方は覚えておく方がいい。


<紛らわしい”カーオ”>

「米」の「カーオ」とほぼ同じ発音に、
「入る」「เข้า カオという単語がある。

スーパーなどの駐車場入口に
この「เข้า」が表示されているのをよく見かけると思う。

「入る」の「カオ」も有気音で、声調も同じ。
違いは、短く発音するだけと考えていい。

だから、早口で話すと「米」も「入る」も同じに聞こえる。

他にも「ニュース」の意味の「ข่าว カーオもあり、
米のカーオとは声調が違うだけ(低い調子で平たく)。

頻出語の「白い」「ขาว カーオで、
これも声調が違うだけ(下がって上がる)。


タイ語テキストのフリ仮名を読んで覚えた人は
どの声調がどの意味だったか混乱すると思う。

が、声調という概念を意識して文字と一緒に覚えれば、
初心者にも分かりやすい。

俺が「タイ文字を勉強しろ」としつこく主張し
タイ語の教科書はCD付きの物を推奨するのは、
発音と声調の両方を覚えないと無意味だからだ。

更に、
タイ人のタイ語教師やタイ語が達者な日本人が、
「タイ語は舌、喉、腹などを駆使して発声するので、
 外国人には難しい。基本から学ばないと無理」

とよく言うが、
”誤魔化し”みたいな感じで通じやすく発音するコツはある。

それは実戦実践で試行錯誤しながら身につけてね!

(今回はオチもヒネリもありません)

 

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