ローイグラトン


タイ旧暦12月の満月の夜(現在の11月の満月)に、
「クラトン=バナナの葉で作った容器」を川に流す行事を
「ローイグラトンと呼ぶ。

今年は11月21日だったが、
チャオプラヤー川などはタイ人カップルで大混雑になる。

俺はむさくるしい男3人組で
プラトゥーナームの船着場でガトンを流したが、
「ローイガトンのご利益はあった!」と言えるだろう。
(詳細はバンコクセミリタイヤ日記を参照願います)

ローイグラトングの起源はスコータイらしいが、
スコータイやチェンマイも大勢の人で大混雑する。

ลอยกระทงLOOY KRATHONGローイ・グラットン
流す+バナナの葉で作った容器⇒「灯篭流し」

ลอย ローイ 流す
กระทง グラットン バナナの葉で作った容器

グラトンに火を点けたローソクを立てて流すので
「灯り」を載せた「篭」と見做して「灯篭」と呼び、
「灯篭流し」と日本語に翻訳する。

俺は「灯篭」というのは、
神社や日本庭園にある「石灯籠」の意味しかないと思い、
ローイガトン「精霊流し(しょうろうながし)」
と呼ぶべきだと思っていた。

が、調べてみると、
蝋燭を立てた篭(かご)も「とうろう」と呼ぶので、
ローイグラトン「灯篭流し」と訳して良いようだ。

アレは「精霊」を流しているワケでもないしね。


ところで、
日本人の発音なら間違えられる事はないと思うが、
バナナの葉で作った篭=グラトングに近い言葉に

กระโถน KRATHOON クラトーン タン壺

というタイ語がある。
(この場合はトーンと伸ばす)

もし、「グラトーン」と伸ばし、かつ、
末子音を「ン」の発音で喋ると、

ลอยกระโถนLOOY KRATHOONタン壺流し

という意味になってしまい、
恋人たちの大切な行事どころではなくなってしまう。

ま、日本人には  の「ン」の発音は難しいから、
口に出して言った場合は
間違えられる可能性は低いんだけどね。

因みに、サートーン通りの สาทร は
表記上、長母音が無いにも拘らず
発音は”トーン”と伸ばす決まりなので
クラトンกระทงクラトーンで良いのかもしれない。

尚、一部には「サートン」と短く発音するべきだというタイ人も居て、
そういう奴らは「クラトン」も伸ばしてはダメと主張する。
確かに、普通に考えて、短く発音するのが道理に適っている。
単に「トン」や「トン」は短く発音しても長く聞こえる音という事かもしれない。



但、流すลอยローイ に関しては、
長母音の「オ」なので
「ローイ」と伸ばすべきである。

短く「ロイ」という発音なら、タイ語のルール上、
ล็อย としなければならない。

だから、
1年前にバンコクセミリタイヤ日記にちょこっと書いたが
「流す」「ローイ」と伸ばさなければ辻褄が合わないワケだ。

尚、
กระโถนタン壺 は 長母音の  オー なので、
カタカナ表記の場合は伸ばすべきである。

ついでにKRATHONGなのになぜグラトンかというと、
 は無気音だからである。

厳密に言えばグラトンではないが、
日本人のカ行の発音は曖昧なので
グラトンと発音すればかなり近いからである。

この時期の風物詩ローイグラトンでは、
グラトンを流すに留まらず、
紙などで出来た風船のような物を空に飛ばしたりもする。
(火事の原因になるので禁止されている地区もある)

風船の内部中央に固形燃料が固定してあり、
それに火を点け、気球の原理で飛ぶ仕組みになっている。

あれはコームローイと言う。

โคมลอย ランプ+流す


โคมไฟ  コームファイ ランプ

ลอย ローイ 流す
つまり、

ランプ+流すコームローイ
と言うが、
ローイグラトンコームローイでは、
なぜ動詞の「流す」の語順が違うのかは謎だ。

ローイには他動詞と自動詞があって、
自動詞=流れる
他動詞=~を流す
と考えるのが適当だろうが
この辺について俺は学校などでキチンと勉強した事がないので分からない。

カーオパットとパッタイで、
炒めるの「パット」の語順が違うのと同様、
語順が逆でもいいんだろうね。

 

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タイ語「ハゲ頭」2種類



タイ語で「ハゲ頭」には2種類ある。

หัวล้าน フア・ラーン 一部ハゲ
髪の毛が一部でも残ってれば”ラーン”

「ラーン」だけだと「100万」という意味もある。
だからか?通常、「フア・ラーン」と、
「頭」の意味のフア(フワ/ホア/ホワでも可)を付ける。

หัวโล้น フア・ローン ツルッパゲ。スキンヘッド。
英語で「Skin Head」というと誤解されやすいので「Shaved Head」が無難

หัว フア 
声調は下がって上がる。

ล้าน ラーン
声調は上がる。Lのラ。

โล้น ローン 
声調は上がる。暑いのローンと声調は同じ。
発音はLのロで、かつ、唇をすぼめるオで発音する「ロ」。
ンはン。ングではない。


たけし軍団を例に挙げると、
井手らっきょ が ローン で、
そのまんま東 が ラーン だ。

毛が抜けて禿げ頭になったんじゃなく、
自ら剃ってツルッパゲにしたなら、
「俺は”ラーン”じゃなくて”ローン”だ!
 失礼なことを言うな!バカヤロー!!」

強く言うべきだ 

逆に、波平さんのように少しでも髪が残ってれば
「まだココに髪が残ってるだろ?!
 ローンじゃねえよ!失礼な奴だな?!」

と怒るべきだ 


尚、よく似た発音に
ล้าง ラーン 洗う がある。
この「洗う」は、手や皿を「洗う」に使う

また、同じ「洗う」でも、「髪を洗う」時は
สระ サッ を使い、目的語の ผม ポム  を取って
สระผม サッポム 髪を洗う となる。

美容院やサウナで「サッポム・マイ?」と訊かれたら、
「髪を洗うか?」という意味だから勘違いしないように!

洗濯の「洗う」は、また別の言葉を使うが、キリがないから割愛


このポムには(←男性専用)という意味もある。
声調が注意点で、下がって上がる。
発音は簡単だが、敢えて注意するなら有気音という事。


また、สระ サッ には  という意味もある。

水泳プールなら、この意味のサッを付けて
สระว่ายน้ำ サッ・ワーイ・ナーム

それぞれ表記も発音も同じ”同音異義語”だが、
使う際のTPOが違うので間違われる事はない。

このように、タイ語にも同音異義語は多いので、
辞書を見て一緒に覚えておくクセを付けるといいよ!

 

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ラオス語「はい」(丁寧な返事)


タイ観光ビザランでヴィエンチャンに行った時、
”トンパイ”というレストランで何度も食った。
(タイ大使館の向かいにある雰囲気良い店)

そのトンパイ・レストランでは、
注文する度にウェイトレスが「ドーイ と返事する。

意味は想像つくが、念の為に訊くと、

กระผม クラッポム(男性) はい
ค่ะ カッ(女性) はい

というタイ語に相当する丁寧語だそうだ。
(男性なら ครับ はい でも丁寧語として十分だが
 グラッポム の方が、より明るく元気な感じがする)

また、
ครับผม クラップ・ポム

と書くのが正しいという説もあり、
確かにタイ人は紙に書く時はこっちを使う例が多い。


さて、ラオス人に「ドーイ」を紙に書いてもらうと、
タイ文字で โดย とあった。

コレはタイ語では「ドーイ:~によって」という意味で、
 は母音のなのだが、口を尖らす方のオだ。

但、俺の耳には微妙に違う発音に聞こえたが、
ラオス訛りというかラオ語の発音はそうなのかもしれない。
(或いは俺の耳がおかしいか?だね)

ラオス語を少し勉強し、簡単な日常会話はできる知人が
「ラオ語にはクラップやカッのような丁寧語は無いと思う」
と言っていたが、文末に付ける丁寧語ではないけれども、
丁寧語そのものは存在するという事が今回で判明した。

但、返事の時にだけ使う丁寧語のようで、
文末に付ける丁寧語としては使えないと思う。
(タイ語やラオ語の感覚からいって、長すぎるから)

そういえばビザランのラオス旅行記では割愛したが、
バス車内で隣に座ったラオス人との会話では
「恋人作るならタイ人の方がいいよ~ん!
 タイ人は礼儀正しいからね。」
と言っていた。

漠然とそう言われてもよく分からないので、
具体的にその発言の意味を質すと・・・、

ラオス人は
・思った事をすぐに口に出す(礼儀知らず)
・言葉が汚い(上品でない)


という事なのだとラオス人自身が説明してくれたが、
そういえば、ラオスでラオス人とタイ語で話しても、
クラップやカッを最後につけて話す人は今まで皆無だった。

少し高級なレストランやホテルでは
「はい(そうです)」と返事する時には使っても、
普段の会話では丁寧語は一度も聞かなかったから
やはりそういう事なのかもしれない。
(礼儀正しくないという意味ではなく、
 誰とでもフレンドリーに話す国民と理解したい)


ちなみにタイに戻ってきて、イサーン人と話す時に
「ドーイ」を連発してみたが「?」という反応ばかりだった。

イーサーン語にはドーイは無いのかもしれない。

というワケで、ラオスに行ったら
クラップ/クラッポムカッの代わりに
ドーイを使いましょう!!

ワイ(合掌)しながら「ドーイ!」と発音すると
相手のラオス人もワイで返してくれる・・・
かもしれないよ!
 

 

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